ツイッタラーと比べるとインスタグラマーのキラキラ感、あリますよね。
グローバルに見るとTwitterのユーザー数推移は3億1,000万人 → 3億3,500万人(2016年6月から2018年9月)、一方、Instagramは8億人 → 10億人(2017年9月 から 2018年6月)【参照 ソーシャルメディアラボ Ref.https://gaiax-socialmedialab.jp/post-30833/】です。
Instagram、ただいま現在、マス広告が効かず、FacebookやTwitterからも離れていると言われているF1・M1層をターゲティングする上で大いにチャンスがあると感じている方も多いと思います。
※このあたりのことは、10代、20代の人口が1996年には1913万人だったのに対し、2014年には1288万人へと3割以上減少しています。(総務省統計局) また、教育制度の変化(ゆとり教育)、生まれたときから大不況と社会不安を経験している(バブル崩壊、地下鉄サリン事件、アメリカ同時多発テロ)不況生まれのデフレ育ちなど、単純に量の変化だけ見ても分母が減っているわけですから、よく言われる「若者の○○離れ」ということだけではないと感じています。このあたりは時代の変化にスコープした考察が肝要だとおもいます。
また、スマホが普及し情報とは常時接続世代、競争から協調・共感への意識変化、SNSの普及による「切れなくなった人間関係」など、いまのF1・M1層を理解するには上の世代の意識改革が求められていると言えます。
その理由としては、
・雰囲気をそのまま伝えられるヴィジュアルによるライフスタイル提案
Instagramのユーザーは詳細な情報でなく自分の好きなモノを探しています。つまり、世界観やコンセプトという抽象化されたものを届けやすいメディアであると言えます。
・企業規模に関係なく感性一発で脊椎反射的に選ばれる公平性
ヴィジュアル一発の写真や動画による投稿はユーザーの直感的な判断を促します。また、ハッシュタグの検索ではアカウント名の表示がされないため、認知度よりもセンスで一歩突き抜ける無名のブランドが突然人気になるという現象も起きています。
・いいね!の数でマウントを取ることに意味がある? 非拡散性
Instagramにはいいねボタンはあっても、リツイートや投稿にリンクを貼る機能はありません。拡散効果が意図的に図れないようになっているのです。
この3点がInstagramの特徴であると言えると思います。
ということでInstagram、当社でもやってみることにしました。
Instagramは一度に10枚までの画像を投稿できます。この機能を使ってマンガの連載をはじめてみました。原作は弊社コピーライターの桐嶋、それをもとにイラストレーターのナカムラエコさん(https://ekoillust.exblog.jp/)にマンガにしていただきました。
桐嶋曰く「エコさんに渡したのは原作のみ。コマ割りもカット割りもおまかせしてしまいました。だから絵にするのはさぞかしご苦労があったとおもいますが、原作者としては想像上の斜め上の方からくる表現に驚きでした。」
勝手にやってくれるからそれが面白くなる、これが二人以上で共同する意味のひとつだとおもいます。
作画のエコさんからもコメントをいただきました。
「らぁを描いていると私も癒されます。らぁの優しい世界が誰かをあたたかく包んでくれたら嬉しいです。」
タイトルを「おなかの妖精 らぁ いろいろやらかす変な存在」といいます。
らぁというおなかの妖精が家族と織りなし綾なす日常をスライスしています。描きたかったのは家族愛。たとえ外でどんな事があっても一歩家に帰れば、家庭は暖かく柔らかい、そんな気持ちで綴りました。
しかし、作品が作者の手を離れた以上、それをどう解釈するかは受けての自由です。
あなたの目に、らぁはどう映るんでしょうか?